ご挨拶
こんにちは、鍼灸サロンMeTimeの平井智子です。私が東洋医学を学び始めたきっかけは、小さい頃一緒に暮らしていたおばあちゃんの影響が大きいです。おばあちゃんはよく自分でお灸をして、家族が腹痛を起こした時のためにと庭でとれた梅の実で真っ黒い梅肉エキスを手作りし、火傷をすると玄関先にあったアロエで手当てをしてくれ、いつも自然や身近にあるもので、身体を治すことを当たり前にしていました。そんなおばあちゃんの姿を大人になってもよく思い出し、人間に本来備わっている自然治癒力を高める考え方の東洋医学に強い関心を持つようになりました。
私たちの心身は、年齢や環境とともに常に変化していますが、自分のことは案外分かっていないと感じることがあります。私自身、子供の頃から健康で大人になってもあまり変わらないと過信し、その時の氣力体力以上に無理した生活を送り、結局心身に不調が出てしまったことがあります。まさに、"心身の声"を無視し続けた結果です。それから、しばらくして鍼灸治療に出会い、人に触れられて初めて自分のお腹が疲労で硬くなり、脈は弱く沈み、舌の状態に胃腸の疲れが現れ、ストレスがあることなど、その時の心身の状態を教えてもらい、年齢や生活習慣で大きく変化していた自分自身とようやく向き合うことができました。過去の思い込みを手放して、今ありのままの自分と向き合い"心身の声"を聴くことの大切さを実感し、それと同時に鍼灸治療の効果と面白さを体験しました。長い歴史の中で多くの先人達によって研究されてきた東洋医学を通し、ご縁ある方々の"心身の声"を共に聴きながら、その方に寄り添った治療で、お一人おひとりの「健康美」を引き出すサポートができれば幸いです。
平井智子(ひらい ともこ)
はり師・きゅう師国家資格取得/一般社団法人日本セラピスト協会認定セラピスト
オーガニック健康食品会社、化粧品会社、カラーセラピスト養成スクール、リラクゼーションサロンでの仕事を経験し、美容と健康のために「身体・精神・食」のバランスを整える大切さを学ぶ。プライベートでは2年間の韓国留学&ワーキングホリデーや半年間バックパックの旅などを体験してからは、常に荷物と心の軽さを重要視。足つぼセルフケアをかれこれ25年以上継続中。